いわさき接骨・治療院

四方山話(よもやままなし)
〜東日本大震災を通して〜
東北ボランティア

災害で大切なのはお互い様の心

個人的なお話で恐縮ですが、昔オートバイで野宿の日本一周をしていた時に、 東北の方に大変良くして頂いた事や、東京の電気は東北でもつくられていた事、 たまたま電気や薬が無くてもケガから慢性疾患まで治療が出来る職業であった事等の想いから 平成23年の4月より東北各地の仮設住宅で治療ボランティアをさせて頂いています(先ずは10年間予定)。
一番のきっかけは宮城県南三陸町役場で殉職された遠藤未希さん(当時24才)の件でした。
現地に着いた時はパトカーや救急車の残骸もあり、警察や消防・救急でも自らを犠牲にして国民を守ってくれた 方々も多く、改めて深く哀悼の意を捧げさせて頂きます。
今の原動力は初めに派遣された気仙沼の小学校体育館避難所で逢った一人の方でした。 たまたま厚生局の方でしたが、その方は自分の家族がみんな流されて行方不明で、 家も流されたので近所の親戚の家の廊下で寝泊まりしながら、毎晩(休日も)小学校に来てボランティアをされてました(自分も被災してるのに・・・)。私だったらとてもマネ出来ません。
この時に「人の生きる意味は命の還元」だと初めて気が付きました。 それからは、今日は奇跡・今だけの奇跡と感謝し、毎朝仏だんに南無しています。
出先や日々の治療の中で、指が治るとお針子だったお婆ちゃんは活き活きと孫の縫い物をしだし、 膝が治ると植木職人だったお爺ちゃんは活き活きと近所の庭の剪定をしだし、人間は他人の役に立っている(生きがい?) 時に60兆の細胞は輝き、ホントに血色も肌ツヤも良くなり驚かされます。
幸せになる唯一の方法は自分以外の人を幸せにする事なのかもしれません。 幸せの素である「健康」を通して私も命の還元が出来てゆけたらと思う日々です。


2018.09.06 岩崎昌義
いわさき接骨・治療院
〒178-0084 東京都練馬区氷川台4−44−8
TEL 03-3932-8444 / 070-8446-3656