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鎌田針灸治療院の院長 鎌田洋典 です。 京都の明治針灸大学(現:明治国際医療大学)で、はり・きゅう師国科試験合格後、鍼灸学士として卒業し、現在の不妊症針灸治療の第一人者である鈴木裕明先生の明生針灸院(名古屋市)で不妊治療・研究に携わった後、開業しました。
開業後は、整形外科疾患、喘息、アトピー、リウマチ等の治療にも取り組み、難病治療が出来なければ、はり・きゅうの発展はないと考え、自律神経免疫療法と経絡治療、中国医学を組み合わせた独自の治療で、難病である関節リウマチの寛解(治癒)例を第57,58回全日本鍼灸学会で論文発表しました。 開業針灸師のリウマチ寛解例の論文発表はおそらく60年近い学会の歴史の中で初めだと思われます。当院の特色です。
ここでは、不妊症・不育症について書きます。
当院は使い捨ての鍼で数ミリ程しか刺しません。「思ったより痛くない。」「全然痛くない。」と言われる事がほとんどです。
◎ 不妊症・不育症における当院の特色
1.ツボをはり灸刺激する事により骨盤内(子宮・卵巣)の血流改善
2.浅いはり治療により副交感神経優位になり自律神経の安定とリラックス効果 3. 漢方薬のような体質改善の効果 (患者さんの体質に合った針きゅう治療や不妊周期療法) 4. カイロプラクティクや整体のような骨盤調整の効果 (骨をバキバキせずに)
5 マッサージのようなコリをほぐす効果(揉んで炎症し余計に硬くコル事が無い)
6. 正常分子栄養学やマクロビオティックによる食養生の指導(NPO日本ヘルス協会・癌コントロール協会の資格あり)
7. 日本不妊カウンセリング学会会員(院長)によるカウンセリング
以上のように当院は東洋医学の総合的な効果と、現代医学的なサポートも出来ます。
不妊治療にあたっては患者さんの体質の診断が最も大切です。 診断は大まかに@脈診、 A舌診、 B腹診、 C背候診(背中や腰の診断)、 D骨盤の歪み、 E症状(月経症状、冷え性、肩こり、腰痛など) F問診などにより行います。
その@〜Fを1つずつ改善していく事が、不妊体質の改善につながります。
針灸院に来院するのは週に2回程が限度ではないでしょうか。毎日は時間的、経済的にも出来ません。 週1、2回治療しても、毎日食べる食事、悪い生活習慣、運動不足、悪い呼吸法などしていては効果は出にくく、それらを改善しながら針灸治療を受けるとより良い結果につながります。子宝に恵まれる事。かわいい赤ちゃんが授かる事を心より願っています。
不妊症改善の成功例をいくつか書きます。
[症例1] Sさん 41才 36才結婚 左卵管閉塞。子宮内膜症。5年間で4つの婦人科で治療を行う。合計タイミング6回以上、AIH15回以上、IVF、ICSI5回行う。1回目のAIHで妊娠し胎嚢確認したが流産。以後全て失敗。 体質改善のため来院。4回の針灸治療後、上記の@〜E全てが改善したので、凍結融解胚移植し妊娠。現在安定期まで順調に成長している。
@脈診:体全体の血流が改善し脈が強くなり、生殖能力の脈も強くなった。 A舌診:冷えを示す白く厚いコケと、ドロドロ血液を示す舌裏静脈が消失。 B腹診:生殖能力の低下を示すお腹のツボのへこみに力が出てきた。 C背候診:右背中〜腰やお尻の痛み無くなった。仙骨部のむくみが消失。
D骨盤:右の腰やお尻の緊張。骨盤が左にゆがみ左足が長いのが改善 E症状:腰痛、肩こり、不眠症、冷え症、のぼせなどが改善
[症例2] Kさん 37才
二人目が欲しいが、2回流産をした。 婦人科でタイミング3回、AIH3回行うが、妊娠せずIVFを勧められる。ステップアップに不安を感じ、 続発性不妊の改善と、流産の防止が出来ないか?と来院。
明生針灸院のデータによると、はり・きゅう治療により、反復性・、習慣性流産の次回妊娠時流産率が自然流産率と同程度に改善する事を伝え、治療継続を勧めた。
B、Dの腹診、骨盤以外は良く、BDもすぐに改善したため、Kさんには有効である不妊周期療法を取り入れた鍼灸治療を7回行った後、自然妊娠し、出産した。
[症例3] Fさん 44才 40才で結婚 すぐに不妊治療を行う。AIH4回、IVF8回行うも妊娠に至らない。 内膜もいいし、採卵して胚盤胞まで育つが着床しない。体質改善のため来院。 来院時に無かった@の生殖能力の脈がしだいに強くなり、Bの腹診、Dの骨盤が改善してきた27回のはりきゅう治療後に、来院してから2回目の凍結融解した胚盤胞移植で妊娠し、出産した。
[症例4] Yさん 35才
結婚5年 左卵管閉塞 タイミング、AIH数回行う。IVF2回失敗し転院 転院先でIVF2回失敗 再転院してIVF1回目で心拍確認後、流産。採卵した卵も受精卵も良くない。子宮内膜も薬を使っても5〜6ミリにしかならない。不妊治療で心身共に疲れる。坐骨神経痛や内膜、卵の質改善のため、来院。
針灸治療10回目後、薬使わず内膜11.2ミリになり担当医師も驚く。EとAの舌診以外は改善した。採卵しても、なかなか胚盤胞まで育たなかったが、胚盤胞になった。針灸治療21回目後胚盤胞移植で妊娠。
[症例5] Fさん 32才
結婚4年 子宮筋腫、子宮内膜症あり 高温期が4、5日と短く36.7℃を越えない タイミング半年間 AIH4回 精子に問題があるのが判明 ICSI5回失敗 卵の成長が悪いし、内膜も薬を使って6〜7ミリ。体質改善のため来院
@〜E全て改善した。高温期も36.7℃を10日程越えるようになり、内膜は薬なしで12ミリになる 31回の針灸治療後、来院後1回目のICSIを行い妊娠し出産。
[症例6]Iさん 32才
結婚歴5年。ARTはしたくないとの事。生理痛があり、高温期が低く(36.7℃をいつも越えない位)持続しない。5ヶ月間23回の鍼灸治療で@〜Eがほぼ改善し、生理痛が改善し、高温期が高く持続(36.7℃を8日程越える)し、タイミングで妊娠し、出産。
[症例7]Tさん 35才
結婚歴4年半 不安神経症もあり、内膜症V型、チョコレートのう腫で数回の薬物治療、腹腔鏡手術を行い現在も卵巣腫瘍マーカー130(正常値35以下)で、内膜症と両卵巣に2〜4cmのチョコレートのう腫がある。
遠方なので頻繁に来院出来ないが、根気よく治療を続けないと妊娠は難しいと説明し、本人も努力(食養生やウオーキングや自宅での灸)を続けた。生理痛が楽になり@脈診、B腹診が良くなり、体質改善してきたので、数ヶ月内に妊娠すると思うと告げて、3ヵ月後タイミングで妊娠し、出産。(2年間72回のはりきゅう治療)
[症例8] Aさん 28才
結婚歴2年。 ARTはしたくないとの事。21才で左卵巣の粘液性腺腫により左卵巣摘出。C腰の弱さと虚弱体質改善を希望し来院。 食養生や呼吸法やウオーキングをしていたために体質改善が早く出来た。自宅でのお灸をしながら10回の針灸治療で自然妊娠し、出産。
[症例9] Nさん 37才
リウマチと線維筋痛症の疑いがあり症状がある。パニック障害で5年間薬服用中の上、年齢も高く生理不順もあり、リウマチ抗体以外にも、抗核抗体が1280(正常値80以下)もあるため不妊症・不育症のリスクとなるので妊娠しないのでは?と言われたが、パニック障害も治り、リウマチと線維筋痛症の血液検査も正常値となり、症状も改善した。生理不順も改善し抗核坑体も正常値となり自然妊娠し出産。
[症例10] Tさん 34才 結婚2年 学生の時 中絶歴2度あり 右卵管閉塞 子宮内膜症で腹腔鏡手術歴あり 婦人科にてタイミング半年 AIH3回 採卵したものの薬を使っても4〜5ミリにしかならずに内膜薄くて数回IVF中止になる。内膜改善のため来院。
特に@の脈が無く、BCのお腹と腰が冷たく石のように硬い。鍼灸治療行うもお腹と、腰の固さがなかなか改善しない。中絶手術歴があり内膜が薄い場合、内膜が改善しない事があるのでその旨を伝えるが、頑張りたいとの事。夜更かし、煙草、アイスクリームやジュース、ビールを止めて、体を温めるお茶を飲んでもらい、自宅でのお灸、呼吸法、食養生をしてもらいお腹や腰の固さが改善してきた。1年間96回のはりきゅう治療で凍結胚移植し妊娠に至る。
不妊症改善のためになる話
中心温度という言葉があります。 体の内臓・中央は優先的に血液を集め37℃前後に維持すると言う意味です。それが維持できないと子宮・卵巣や末端への血液は行きにくいのです。ですから足は冷え、肩はこり、子宮・卵巣への血流は悪くなるのです。
体の健康維持を考えた場合、内臓機能に血液が来ないとかなり困りますが足や子宮・卵巣へ血液が行かなくてもそんなには困りません。むしろ血液が行って生理として血液を失う、又大きく体力を奪う妊娠の方が困ります。無理なダイエットで生理が止まるのはそのためです。内臓・中央を優先するからです。
「自分が食べるのが精一杯の貧しい暮らしをしていると考えて下さい。動物や居候(いそうろう)の面倒みる余裕がありますか?ありませんよね。」それと同じで子宮、卵巣に十分な血液が行く余裕がある体じゃないと赤ちゃんと同居出来ないのです。体が妊娠・10ヵ月間の妊娠継続・出産に耐えうる体でないと妊娠させないようにしていると東洋医学は考えます。
内臓・中央に豊富な血液を集め中心温度を維持して初めて子宮・卵巣や末端への血液を送る余裕の有る体を作るのです。
それには鍼灸治療は大変有効です。科学的に証明されている「内臓―体表反射」というものを利用し治療します。内臓や子宮・卵巣の血流障害が体表のツボに、コリやへこみとして現れます。その体表のツボに鍼灸治療を行うと、その反射で内臓や子宮・卵巣の血流が改善します。
不妊治療で心身ともに疲れている・・・と感じたら体をリセットしてみませんか?
元気になりますよ。また、現代医学だけでうまくいかない場合、東洋医学・はり、きゅうを取り入れて併用してみませんか?
一旦現代医学の治療をお休みして体作りをして、また元気になって不妊治療を再開するのもいいでしょう。 はりは痛い?灸は熱い?つらいんじゃないかな?と考えていませんか?針灸は脳内モルヒネが出て、副交感神経が優位になり、リラックス効果が高いですよ。「気持ちいい、スッキリする」と言われる事が多いです。そして、子宮・卵巣への血流改善・機能改善が出来、妊娠率向上につながります。
針灸に興味がある方、不妊や、不妊治療、不妊症改善でお悩みの方、お困りの方まずは電話で相談だけでもしてみて下さい。お気軽にどうぞ。
鍼灸が不妊症治療に有効とする海外の研究や論文
@.IVFに鍼治療を併用すると、妊娠の確率が65%高くなることが予備研究によって示された。 (英国医師会誌オンライン版に2月7日掲載)
米メリーランド大学医学部研究員らが、欧米4ヶ国で実施されたIVFを受けた女性1,366人を対象とする7試験について検討したもの。
いずれの試験も、胚移植から1日以内に鍼治療を受けた女性と、疑似鍼治療を受けた女性、又は、鍼治療を受けなかった女性とを比較していた。 結果、鍼治療を受けた女性は、その他の女性に比べて妊娠する確率が65%高かった。そして、出産に至った割合が2倍ありました。
しかし、妊娠率が元々高かった試験では鍼治療による効果は少なく、有意差はなかったという。「IVFの補助療法として鍼治療が有用と思われるが、裏付けにはさらに研究が必要」との事。
A.明生鍼灸院は鍼灸院として、初めて日本生殖医学会(第51回)に論文発表
ART5回以上行っても妊娠に至らなかった114例に一定期間鍼灸治療したところ、43%の49例が妊娠。自然妊娠4例。AIH1例。ARTによる妊娠44例中68%の30例は鍼灸治療後1回目の胚移植で妊娠しました。
さらにその内30%の9例は10回以上ART行っても妊娠に至らない非常に難治性の高い人でした。
又、経膣的カラードップラー法にて、鍼灸治療で子宮動脈、子宮放射状動脈の血流が改善する事が解かりました。 (2006年11月10日 読売新聞に掲載)
B.ドイツ・中国の研究チームが、体外受精を受ける女性160人を2グループに分けて、一方には体外受精の際、子宮に戻す前後に鍼治療を実施。もう一方のグループには、通常の体外受精を行った。
結果、はり治療グループの妊娠率は42.5%に上り、通常グループの26.5%を大幅に上回った。
米生殖医療学会サンドラ・カーソン次期会長は[確実に検証されれば妊娠率向上に役立つ手法になる可能性がある]と注目している。 (16%UP) (平成14年4月30日 読売新聞夕刊より)
C.2006年デンマークの発表 胚移植日にはり治療を行うと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる。273例を研究対象とし、はり治療群では36%の妊娠率で、はりを行わない群では22%の妊娠率で、はり治療群に有意に妊娠率が高かった。 (14%UP) (アメリカ生殖医学学会誌より)
D.2006年ドイツの発表 体外受精例と顕微授精例の黄体期にはり治療を行うと妊娠率が有意に高かった。225例を対象とした鍼治療群では28.4%の妊娠率で、鍼治療しない群では13.8%だった。 (14.6%UP) (アメリカ生殖医学学会誌より)
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